水土里(みどり)ネット寒河江川 寒河江川土地改良区

取り組み

主な実施事業

国営寒河江川下流農業水利事業(平成8年 ~平成17年)

国営寒河江川下流農業水利事業(平成8年 ~平成17年)

昭和58年から基本調査が開始され、平成8年度に事業着工し、計画通り平成18年3月に事業完了した。本事業では、頭首工(高松堰、昭和堰)・幹線用水路の改修及び揚水機場、用水路の新設などの用水系統を再編し、維持管理の軽減及び用水不足の解消と農業の生産性向上、農業経営の安定化を図っている。

景観・親水・生態系などの地域資源の保全と「自然との調和」に配慮した農業用水施設が造成され、地域用水機能の増進事業が実施された。

県営水環境整備事業(平成元年~平成6年)

県営水環境整備事業(平成元年~平成6年)

ニノ堰用水路周辺は、県営水環境整備事業(平成元年~平成6年)においてニノ堰親水公園として整備された。ニノ堰用水路は、寒河江川より昭和堰頭首工から導水する間に冷水障害を回避するため温水路機能を有しており、水路幅が広くなっている。その水路沿いには遊歩道が整備され、周辺に公共施設がある事から農家のみならず市民の憩いの場として利用され、また、環境教育としての施設や保養施設などとしても利用されている。

県営ニノ堰地区水質障害対策事業(昭和52年~平成元年)

県営ニノ堰地区水質障害対策事業(昭和52年~平成元年)

ニノ堰地区を潤すニノ堰幹線用水路及び八鍬堰より分水している各支線の用水路のほとんどが寒河江市市街地中央部の住宅密集地を通過するため、生活汚水が流入し、農業用水の水質が著しく悪化し、悪臭・汚物の流下及び微生物が大量発生したため、施設の維持管理はもちろんのこと、農作業の困難さ、米の品質の低下等により農業意欲の低下を来していた。

水質調査の結果、COD、SS,DO、T-Nが水質基準値を大幅に越えている状態であったので本事業により農業用水と生活雑排水を分離し、水路の新設・改修を行い、農業用水水質基準の確保と汚物流入等による障害除去を図った。農業用水の水質基準は以下に示す。なお、現在では下水道整備がされ、排水側の水路も悪臭等の問題は生じていない。排水路側水路は、主に雨水排水に使用されている。

農地面的集積事業

日田地区農地保有合理化担い手育成地域推進事業(平成16年~平成18年)

日田地区農地保有合理化担い手育成地域推進事業(平成16年~平成18年)

農家の高齢化、後継者不足などによる集落機能低下や農地・施設の先行きに対する不安が深刻になっていることから、日田(新田川前)地区維持管理組合が関係組合員の合意を得て、平成16年度より52ヘクタールを実施しました。平成18年度で担い手14名に62%の集積率を達成しています。

宝地区経営体育成基盤整備事業<面的集積型>(平成21年~平成23年)

  • 受益面積 102.6ヘクタール
  • 関係者数 196名(耕作者)

下河原地区経営体育成基盤整備事業<面的集積型>(平成22年~平成24年)

  • 受益面積 141.6ヘクタール
  • 関係者数 231名(耕作者)

北谷地地区農業競争力基盤整備事業<農地整備事業>(平成26年~令和元年)

  • 受益面積 102.6ヘクタール
  • 関係者数 196名(耕作者)

引竜地区農業競争力基盤整備事業<農地整備事業>(平成29年~令和3年)

  • 受益面積 125.3ヘクタール
  • 関係者数 191名(耕作者)

農地集積事業(面的集積)では、水路の漏水対策、客土、暗渠排水などの基盤整備を行うことによって条件を均一化し、また所有権を移動せず使用収益権(耕作権)の移動によって面的集積を行うものです。中心経営体によるまとまりある集積を図っています。